漫画『トリリオンゲーム』―1兆ドル稼いで世界の全てを掴み取れ!

1兆$あれば…この世の品(もの)は、いつでも全て手に入る!!!

若くして栄光を掴み取った二人の青年。彼らは如何にして成功への階段を駆け上がっていったのか?

漫画『トリリオン・ゲーム』。『Dr.STONE』の原作者・稲垣理一郎さんと、数々の劇画を世に送り出してきた池上遼一さんがタッグを組んで描く、異色のサクセス・ストーリーです。

連載は小学館の漫画雑誌『ビッグコミックスペリオール』。単行本は2022年1月現在、1~3巻が刊行中。

『トリリオン・ゲーム』感想・レビュー

あらすじ

PCオタクでマジメな中学生・ガクは、不良に絡まれていたところを破天荒な同級生・ハルに助けられ、友人に。その後大学生となった二人は、共に巨大IT企業「ドラゴンバンク」の就職試験を受ける。

持ち前の話術と度胸で、社長令嬢・キリカ直々による最終面接にも、難なく合格するハル。しかし口下手なガクは撃沈し、卒業後は清掃バイトの道へ。内定式の日、奇しくもドラゴンバンク本社ビルの窓を磨きながら、涙にくれる…。

と、そこに「会社を今辞めてきた」というハルが屋上から降りてきて、ガクの目の前でキリカに宣戦布告!その目的は全てを手に入れるために、「1兆$(トリリオン・ダラー)」を稼ぐこと。かくしてハル・ガク二人の「ゲーム」が始まった…!

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起業内容は…ノープラン!

『トリリオン・ゲーム』の物語冒頭では、すでに世界長者番付TOP10入りを達成しているハルとガク。二人がいかにしてトリリオン・ダラーへの道を歩んできたか?が、思いがけず超・金持ちになって戸惑うガクの回想という形で描かれていきます。

ストーリーを引っ張るのはイケメンで異様にコミュ力が高く、「計算高いくせに、ワルいことにもブレーキが無い。どう考えてもヤバい奴」(ガク・評)という男・ハル。ドラゴンバンクはじめ多くの企業から内定を勝ち取るも、それらを全て蹴ってガクと共に企業の道へ。

さて、ハルはどのようなビジネスを思い描いているのか?というと、なんとノープラン(笑)。しかし!コミュ力と行動力が最大の武器であるハルは、まずはお金集めからスタート。ドラゴンバンクのキリカも巻き込んで、さて軍資金集めの行方は…?

奇抜なハルの行動がおもしろすぎる

しかし中身の無い二人のビジネス。数少ない武器はハルの「ハッタリ」、そしてガクのITスキル。出資のためにはまず目立て!ということで、ガクはハッカーの世界大会「セキュリティ・チャンピオンシップ」に出場することに(※ハルに勝手にエントリーされた)。

他のチームは世界各国の優秀なエンジニアばかり。果たして勝機はあるのか?と不安なガクの前に現れたのは、なぜか神主の姿をしたハル!そこにはある「作戦」が…?という感じで、ゼロから成功への道を歩んでいく二人の様子が、ユーモアと破天荒なアイデアを絡めながら展開されていきます。

その中で輝く、ハルのキャラクターが実に面白い!「こいつ、今から何するんだ?」とワクワクさせてくれる魅力的な人物で、その行動から目が離せません。またその奇抜な言動・行動にツッコむガクもいちいち面白い(笑)。

物語に込められたメッセージは?

そんな『トリリオンゲーム』、読者を引き込む強力な引力を持つ漫画。ただ個人的には「ハルはなぜトリリオンを目指すのか?」のバックグラウンドが不明なのが、若干気になるところ。

1兆ドルを目指すためには、ネガティブにしろポジティブにしろ、途方も無いパワーが要求されるもの。そこを狙う人間の根っこの部分を、もうちょっと知りたいと思ったり。

まあそれは、おいおい明かされるのかもしれません。物語からは「日本の若者よ!もっと元気出せ!(もうちょっと適当に生きていいから)」のようなメッセージを感じるのですが、実は「ハルという存在」の裏に「世の中なんて虚像なんだから」なんて意味が隠されているのかも?

まとめ

以上、稲垣理一郎さん・池上遼一さんの漫画『トリリオンゲーム』の感想・レビューでした。

流れるような展開で、まるで(ハルに)ペテンにかけられているかのような物語。笑いに包まれながらも、ハルとガクの冒険に引き込まれていきます。2巻後半では二人のビジネスに新たな展開もあり、さてトリリオンの道はどこへ向かうのか?

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