謎の猟奇殺人の幕が開く―サイコ・サスペンス『DYS CASCADE』

警察署の駐車場に置かれた「パンドラの箱」。その蓋を開けたとき飛び出るのは災いか、それとも―?

中川海二さんの漫画『DYS CASCADE(ディス カスケード)』。とある町で起きた不可解な猟奇殺人と、それを追う刑事たちを描く、迫真のサイコ・サスペンスです。

連載は講談社のWeb漫画メディア「コミックDAYS」。2022年9月現在、単行本1巻が刊行中。

『DYS CASCADE』感想・レビュー

あらすじ・概要

管内で殺人事件が発生。県警本部の女性警部補・宇賀田と、ベテラン刑事・三坂は、現場で全裸女性の遺体を検分。彼女が「特殊な方法」で殺害されたことを知る。

その後、被害者の身元が判明するも、犯人の目星はつかず。三坂は宇賀田に、「殺し方がこなれ過ぎている」と事件の印象を語る。果たして同様の事件が他にも―?

そして捜査の中で、三坂の携帯に「駐車場に置いた」と謎の着信が。

警察署内の駐車場を探すと、血痕が付着しているフタ付きのポリバケツを発見。

フタを開けるとそこには…?

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ポリバケツの中身は…

サイコ・サスペンス『ROUTE END』全8巻ののち、アクション・ファンタジー『環の影』を描いた作者・中川海二さん。

本作『DYS CASCADE(ディス カスケード)』で、再びサイコ・サスペンスの世界へ戻ってきました。

では本作のどこが「サイコ」なのか?

まずは事件の発端となった女性殺人事件。被害者を吊るして内股を切り、失血死させる、という手口に、尋常では無い空気を感じます。

が!本当にサイコなのはここから

三坂が駐車場で見つけたポリバケツ。その中に入っていたのは…人間の前腕!しかも大量の血液に浸かって…

もし血液が人間のものならば、12人分の致死量に相当する量。これは連続殺人の幕開けなのか…?

そして防犯カメラに映る「とある人物」、その姿に驚愕…!

これ絶対事件に関係あるやつやん!のっけから続く不気味な展開に、背筋がヒヤリとします。

不穏な空気に引きずり込まれる!

そんな異常な事件を捜査するのは、女性警部補・宇賀田と、ベテラン刑事である三坂(階級的には宇賀田が上)。

専業主夫の夫と高校生の娘を持ち、県警でも「やり手」と評価され、しかし現場ではジョークを飛ばしたりもするちょっと愉快な?女性刑事・宇賀田。

一方、彼女よりだいぶ年上ながらも実直な態度を崩さず、要所要所でベテランらしい「味」を見せていく刑事・三坂。

それぞれユニークなキャラクターで、事件を契機に良いコンビとなっていく、その掛け合いも『DYS CASCADE』の面白み。

が、実は浅からぬ「縁」のある二人。そして謎の多い事件は、やがて二人の「過去」にも絡み…?

過去作『ROUTE END』でも、雰囲気のあるサスペンスを描いた中川海二さんですが、本作でもその手腕を大いに発揮。

不穏な空気の醸造がとても上手く、普通の人間の理解が及ばぬサイコな世界へ、グングン引きずり込まれていく…!

まだまだ物語は序盤ですが、不可解かつ異常過ぎる事件に、不安を感じずにはいられない…!

『DYS CASCADE』まとめ

以上、中川海二さんの漫画『DYS CASCADE』の感想・レビューでした。

猟奇的な殺人事件の犯人は?切断された右腕の意味は?そして12人分の血液の持ち主は…?

わからないことだらけの1巻ですが、一度読めばすでにその不穏な空気の虜に。どんな展開を迎えるのか、期待が高まります。

…怖いけど!

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