何かについて学びたい時
何かを学ぼうとする時、まずどのような行動を取るでしょうか。
人に聞く。ネットで情報を調べる。色々な方法があります。
もう一つ、「その分野の入門書を買う」ということが考えられます。
書店やネット通販の充実している日本。勉強したい分野の入門書はすぐに見つかるでしょう。
入門書を何冊買えば良いか?
地球科学者で京大の教授である鎌田浩毅先生は、自著「一生モノの勉強法」で「入門書は最低3冊買いなさい」と述べておられます。(第4章「すべての基本『読む力』をつける方法」より)
- 1冊だけで学ぼうとすると、内容に偏りが見られる。
- 文章が自分のフィーリングに合わず、分野に対して敷居の高さを感じてしまう可能性がある。
- 3冊ぐらい読むと切り口がそれぞれ変わり、バランス良く概要をつかめる。
- 良書にあたる確率が上がる。
といったことが主な理由です。
なるほど、素人はそもそも適した1冊を選ぶことが難しいものです。何よりその分野に対する知識が無い訳ですからね。
そのうち「選書眼」ができてくる
そして選んだ3冊、それは自分で見つけても人から教えてもらってもいいのですが、まずは興味を惹かれる「おもしろそうな入門書」から読んでみる。
もしその本が合わなければ切り捨ててもいい、と鎌田先生。
気に入った一冊を読み進めることで、その分野に対する知識や自分の知りたいことがおのずとわかってくる。
結果、最初は敬遠していた本に取り組むこともできる場合がある、とのことです。
大事なことは「読み続けること」。それが後に良書に巡り会える経験につながるのでしょう。
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