短編漫画集

ドラマ・恋愛

漫画『うと そうそう』感想―絵で読む15の詩

その独特な画法から産み出される、得も言われぬ世界。 森泉岳土(もりいずみ・たけひと)さんの漫画「うと そうそう」を読みました。 リアルのようなファンタジーのような、不思議な空間。柔らかな線が紡ぎ出すショート・ストーリー集です。
ドラマ・恋愛

短編漫画感想『透明人間の恋』など安藤ゆき短編集3冊

長編「町田くんの世界」が大人気の安藤ゆきさん。しかしこれまでに3冊刊行された短編漫画も粒ぞろいの作品ばかりで見逃せない! というわけで本記事では安藤ゆきさんの短編集 「不思議なひと」 「透明人間の恋」 「昏倒少女」 の3作品をご紹介。 これ...
オカルト・ホラー漫画

漫画『口裂け女あらわる!~昭和怪奇伝説~』感想―昭和感あふれる都市伝説ホラー

呪みちる(のろい・みちる)さんのホラー漫画『口裂け女あらわる!~昭和怪奇伝説~』。昭和感あふれる都市伝説がモチーフの、ホラー漫画短編集です。 『スケスケメガネ伝説』『黒い清涼飲料水』『3本足の人形』など、昔ながらの「怪奇漫画」を彷彿とさせる...
ドラマ・恋愛

漫画『甘木唯子のツノと愛』感想―繊細な心情が込められたアーティスティックな短編集

少女の額に生えたツノ。その意味するものは何か―。 ちょっと変わったタイトルの短編集、久野遥子(くの・ようこ)さんの漫画「甘木唯子のツノと愛」を読みました。 自分にかざされる手のひらを見上げる少女。その額には角状の突起が…。
オカルト・ホラー漫画

ホラー漫画『魔犬 ラヴクラフト傑作集』感想―異世界の扉を開く闇の門

魔界の入り口。それは傍らに立つ人間を引き寄せずにはいられないもの―。 田辺剛さん描くホラー短編集「魔犬」。ホラー小説の雄・ラブクラフトの描いた小説を、漫画化したものです。 私はホラー小説もホラー漫画も好きですが、ラブクラフト作品についてはあ...
ドラマ・恋愛

漫画『HUMANITAS ヒューマニタス』感想―過酷な戦いに挑む三人の戦士を描く短編漫画集

いつの時代にも、過酷な闘いに挑む戦士たちがいる―。 異なる時代を生きる、三人の戦士たちを描いた短編集。山本亜季さん描く全1巻完結漫画「HUMANITAS ヒューマニタス」です。 刀を構える少年。その鋭い瞳には何が映っているのか―。
学園もの漫画

漫画『雑草たちよ 大志を抱け』感想―やさしさが、輝ける瞬間

ひっそりと咲く地方高校の女子高生たち。その胸に、大きな志とあたたかな心を抱いて―。 池辺葵さんの1巻完結漫画「雑草たちよ 大志を抱け」を読みました。漫画の主人公は目が大きくてキラキラしているのが王道ですが…。 ちょっと地味目な(失礼)少女た...
SF漫画

漫画『スターダストメモリーズ』―宇宙の謎と神秘が詰まった星野之宣のSF短編集

宇宙に進出する人類。彼らがその深淵で見たものとは―? 星野之宣さんのSF漫画と言えば「2001夜物語」が超有名ですが、その他にも数多くのSF作品を描かれています。この「スターダストメモリーズ」もその一作。 バラエティ豊かな短編SF漫画が詰ま...
ドラマ・恋愛

漫画『小僧の寿し』感想―食べ物と愛さえあれば!勝田文の短編集

しあわせも、苦しみも、きっと乗り越えられる。そう、おいしいごはんがあれば―! 「マリーマリーマリー」でおなじみ、勝田文(かつた・ぶん)さんの短編集「小僧の寿し」のレビューです。 「小僧寿し」じゃなくて「小僧の寿し」。暖簾をくぐる女性の左下に...
ドラマ・恋愛

萩尾望都短編集『山へ行く』感想―短編『くろいひつじ』は必見の一作

1970年代から『ポーの一族』『トーマの心臓』『11人いる!』など、ヒット作を多数世に送り出されている漫画家・萩尾望都さん。その短編集のひとつ『山へ行く』の感想・レビューです。 自分は少女漫画を積極的に読み始めのはここ最近。なのでそこまで萩...
SF漫画

漫画『宇宙のプロフィル』感想―バラエティ豊かな本格SFオムニバス

これは良質なSF漫画!SFオムニバス「宇宙のプロフィル」を読みました。講談社ヤングマガジンコミックスより全1巻で刊行されています。 作者の「こがたくう」さんは本作がデビュー作だそうです。お名前は「こがた・くう」さん?それとも「こが・たくう」...
SF漫画

漫画『藤子・F・不二雄少年SF短編集』感想―ドラえもんの次に読みたい少年SF

藤子・F・不二雄と言えば、今でもテレビアニメが大人気の「ドラえもん」はじめ、幼児から小学生まで幅広く楽しめる、愉快な漫画作品が目白押しです。 そして子供向けの藤子漫画を卒業したら、次に読んでおきたいのはこれ。小学館コロコロ文庫より刊行されて...
オカルト・ホラー漫画

漫画『ネオ寄生獣』感想―萩尾望都・遠藤浩輝ら11人の漫画家が描くアンソロジー

講談社「ネオ寄生獣」。11名の作家が銘々の「寄生獣」を描いたアンソロジーです。 本書は言わずとしれたホラー漫画の大傑作、「寄生獣」をテーマに、 萩尾望都 太田モアレ 竹谷隆之 韮沢靖 真島ヒロ PEACH-PIT 熊倉隆敏 皆川亮二 植芝理...
SF漫画

山田胡瓜「バイナリ畑でつかまえて」全話感想

漫画・山田胡瓜「バイナリ畑でつかまえて」を読みました。 こちらは、オンラインメディア「ITmedia PC USER」にてWEB連載されていた漫画を、電子書籍化したもの。 2015年9月の発売で、現在はKindle版のみが販売されているよう...
その他

ドリヤス工場『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』感想

ドリヤス工場・著のコミック、「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」を読みました。 ド直球なタイトルですが、中身はそのまま。国内・海外の有名文学作品や童話の内容を、約10ページ程度にまとめてコミカライズしています。 も...
オカルト・ホラー漫画

漫画『おとろし』感想-ねっとり怖い!ホラー・ショート・ストーリー

秋田書店・チャンピオンREDコミックスより発売中、カラスヤサトシさんのホラー・オムニバス漫画「おとろし」を読みました。 何やら驚いているような表情の和服の女性。その顔にはタイトルである「おとろし」、そして作者名「カラスヤサトシ」の文字があし...