講談社

SF漫画

漫画『涙雨とセレナーデ』レビュー:明治時代にタイムスリップした女子高生のラブロマンス

突然、明治40年にタイムスリップした女子高生。そこで出会ったのは自分そっくりな女性と、憂いの表情を浮かべる青年―。 河内遙さんの『涙雨とセレナーデ』。しっとり恋愛にSF要素をミックスした、タイムスリップ・ロマンス。意外な冒険もあり、見どころ...
SF漫画

漫画『五佰年BOX(いほとせボックス)』感想―過去に繋がる不思議な箱の秘密

不思議な箱で過去に干渉してしまった青年は、変わってしまった世界を元に戻すことができるのか―? 講談社イブニング連載、宮尾行巳さんの漫画「五佰年BOX」1巻を読みました。「五佰年」は「ごひゃくねん」ではなく「いほとせ」と読みます。 和洋中問わ...
ドラマ・恋愛

漫画『アイアンバディ』感想―二足歩行ロボットに賭ける技術者の情熱!

リアルに描かれるロボット開発ベンチャーの最前線。 二足歩行ロボット「ロビンソン」は、果たしてエベレストの頂上に立てるのか? 全4巻で完結となった漫画「アイアンバディ」を読みました。 二足歩行ロボットの開発やロボット・ベンチャーの在り方を描い...
ゲーム・ギャンブル漫画

将棋漫画『王狩』感想―盤上を駆ける少年少女たちの戦い

2017年6月26日、プロ棋士・藤井聡太四段が前人未到の公式戦29連勝を成し遂げました。私も当日の様子を見ましたが、その落ち着きぶりはとても14歳には見えず。 しかし記者会見のうつ伏せがちな様子から、藤井四段がまだ「少年」であることも感じま...
ドラマ・恋愛

漫画『雪の峠・剣の舞』―これは戦でござる…!異色の時代劇2編

時代劇・歴史ものの良いところ。それはいつの時代に読んでも、色あせないおもしろさがあること。というわけで今回ご紹介するのは、岩明均さんの漫画単行本「雪の峠・剣の舞」。 岩明均さんと言えば「寄生獣」「ヒストリエ」「七夕の国」と、数多くの長編漫画...
ファンタジー漫画

マンガ版『ゼルダの伝説』感想―石ノ森章太郎描くリンクの旅

石ノ森章太郎(旧ペンネーム:石森章太郎)さんと言えば、手塚治虫さん・藤子不二雄さんらと並んで一時代を築いた、大御所の漫画家さん。 『サイボーグ009』『仮面ライダー』『幻魔大戦』『人造人間キカイダー』と、著名な作品を挙げれば枚挙にいとまがあ...
ドラマ・恋愛

漫画『ちづかマップ』レビュー:読むとおでかけしたくなる!街歩き漫画

地図を握ったら、街へ飛び出せ!そこにはきっと、見たことのない風景がある。 衿沢世衣子さんのポップな雰囲気が存分に楽しめる、街歩き漫画『ちづかマップ』のレビューです。 地図を片手に、今にもこちらに向かって駆け出してきそうな女の子が、主人公の鹿...
ドラマ・恋愛

漫画レビュー『海月と私』ほっこり旅館コメディ…からのサスペンス展開!

青空のもと、爽やかに仕事をする板さんと女性。二人は恋人ではなく、雇い主と従業員という関係。しかしそこには、ちょっとした秘密が…? 麻生みことさんの『海月と私』全4巻。ほっこり旅館コメディ、からの急展開が面白い!隠れた名作漫画です。以下、『海...
スポーツ漫画

漫画『のぼる小寺さん』感想―金髪女子高生が見せるボルダリング魂

全4巻で完結、珈琲さん描くボルダリング漫画「のぼる小寺さん」を読みました。「小寺さん」は「こでらさん」ではなく「こてらさん」です。 汗を滴らせながら、ひたすら上を目指す金髪少女が小寺さん。ちなみに金髪は漫画的な比喩表現ではなく、ホントの金髪...
SF漫画

漫画『宇宙のプロフィル』感想―バラエティ豊かな本格SFオムニバス

これは良質なSF漫画!SFオムニバス「宇宙のプロフィル」を読みました。講談社ヤングマガジンコミックスより全1巻で刊行されています。 作者の「こがたくう」さんは本作がデビュー作だそうです。お名前は「こがた・くう」さん?それとも「こが・たくう」...
コメディ漫画

漫画『ハルロック』―電子工作が世の中をやんわり救う!ライトな理系コメディ

西餅(にしもち)さん描く「ハルロック」。電子工作が大好きな女子大生が主人公のコメディです。講談社モーニング誌に2014~2015年にかけて連載。全4巻完結済みです。 ちょっと眉毛に特徴のある主人公・ハル。左手に持っているのは…半田ごて?半田...
コメディ漫画

漫画『決してマネしないでください。』感想―マネするなよ!絶対にだぞ!

漫画を読まない人にも、「これ面白いよ!」と勧めたくなる漫画があります。この「決してマネしないでください。」もそんな漫画の一つ。 作者は蛇蔵氏。「日本人の知らない日本語」の作者さん、と言えばピン!とくる方もいるのでは。「決してマネしないでくだ...
コメディ漫画

漫画『眼鏡橋華子の見立て』感想―和服美人のあふれすぎるメガネ愛

弊ブログでも紹介したコミックエッセイ「ブタが好きすぎてハンガリーの国賓になりました」を書かれた松本救助さん。同書のプロフィールにて「、ブタとメガネとおいしいお酒」が大好き、と書かれていました。 その松本さんが好きな「眼鏡」にスポットを当てた...
アクション・格闘技漫画

漫画『ザ・ファブル』感想―もし「伝説の殺し屋」が1年の休暇を取ったら?

仕事を休んで、一年間大阪で普通に暮らせ―。 そんな変わった命令を受けた伝説の殺し屋を描く「ザ・ファブル」。笑いと緊張が交差し、絶妙に同居した漫画です。 作者は南勝久さんで、連載は講談社ヤングマガジン。単行本22巻にて第一部が終了、ひとまずの...
スポーツ漫画

漫画『明日のない空』感想―ハンドボールと下町の青春!

ハンドボール。ヨーロッパでは人気がありますが、日本ではどちらかと言えば、マイナーな部類に入るスポーツ(関係者の方、ごめんなさい)。 私も中学か高校の体育の授業で数回プレイしたぐらいで、サッカーや野球にくらべるとほとんど経験がありません。 本...
スポーツ漫画

漫画『さよならフットボール』感想―フィジカルを打ち破れ!サッカー少女の挑戦

何か壁にぶつかった時、あなたはどうやってその壁を打ち破りますか? 自分ではどうしようもないその壁に、果敢に立ち向かう一人の女子サッカー選手。そんな彼女を描くスポーツ漫画が「さよならフットボール」。現在は新装版として全2巻が発売されています。
ミステリー・サスペンス漫画

朱戸アオ漫画は医療サスペンスの隠れた名作揃い

読み始めるとドキドキが止まらない!良質な医療ミステリー・サスペンス漫画を数多く輩出している、朱戸アオさんの漫画まとめです。 朱戸アオさんはペストによるパンデミックの恐怖を描いた長編「リウーを待ちながら」ほかの漫画を発表。そのどれもが医療・科...
オカルト・ホラー漫画

漫画『BOX~箱の中に何かいる~』感想―諸星大二郎描く状況限定ホラー

謎の「箱」の中に閉じ込められた8人の男女。彼らは箱から脱出できるのか。そして箱の目的は…? 諸星大二郎先生描くソリッド・シチュエーション・ホラー「BOX~箱の中に何かいる~」。全3巻で完結です。 連載は「月刊モーニング・ツー」。上記ページか...
オカルト・ホラー漫画

漫画『ネオ寄生獣』感想―萩尾望都・遠藤浩輝ら11人の漫画家が描くアンソロジー

講談社「ネオ寄生獣」。11名の作家が銘々の「寄生獣」を描いたアンソロジーです。 本書は言わずとしれたホラー漫画の大傑作、「寄生獣」をテーマに、 萩尾望都 太田モアレ 竹谷隆之 韮沢靖 真島ヒロ PEACH-PIT 熊倉隆敏 皆川亮二 植芝理...