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この漫画が怖い!おすすめオカルト・ホラー漫画まとめ

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がっつり怖い!でも面白くてページをめくる手が止まらない!

名作・トラウマものなど、恐怖漫画好きにオススメの、オカルト・ホラー漫画まとめです。

おすすめオカルト・ホラー漫画まとめ

巻数の多い長編ストーリー漫画から、ホラー短編集・全1巻完結作品まで。多彩な種類のオカルト・ホラー漫画をご紹介しています。

オカルト・ホラー漫画リスト

「魔」と隣り合わせの妖しい日常が怖い!

主人公・飯島律。律を守る式神・青嵐(あおあらし)。不思議な縁でつながっている美しい従姉妹たち…。

異様に霊感が強い一族が、「魔」に関わっていくホラー漫画。今市子さんの『百鬼夜行抄』。

怖さの中にも日常感があって、読みやすい作品。ですが油断してると、トラウマ級の怖い話がぶっこまれてくる!ので侮れない。

美麗な筆致で描かれる魅力的なキャラクターと、深みのある恐怖が病みつきになる、ロングセラーのオカルト・ホラー。

『百鬼夜行抄』の感想記事はこちら

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不気味な日本人形がトラウマ級に怖い!

事故死した子供とともに、供養されるはずだった日本人形が、何の因果か数十年を経て現代へ。

それを手にした女子高生は、世にも恐ろしい恐怖の体験を…というホラー漫画。山岸凉子さんの『わたしの人形は良い人形』。

わたしの人形は良い人形 (モーニングコミックス)

古典的とも言える有名作品ですが、今読んでも怖い!2023年に電子書籍化され、読みやすくなったので、その恐怖を味わってみてください。

表題作ほか、『バンシー』『グール』の3編を収録。

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「廃屋の謎」と恐怖のクライマックス!

廃屋に忍び込んで以来、不可思議なものが見える、従兄弟。

幼稚園児の息子が描いた、事故死した同級生の、不気味な絵。

2つが繋がりを見せる時、主人公・まどかは恐怖の体験を…というストーリー・ホラー全1巻。袈裟丸周造さんの『廃屋の住人』。

廃屋の住人 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

丁寧に描かれるドラマの中で、言いようのない「モヤモヤ」が蓄積。読み手の気持ちも、いつの間にか主人公にシンクロ。やがて恐ろしいラストへ…!

リアリティのある描写と、上手い物語運びで、没入感のあるオカルト・ホラーです。

過去と現在が交錯、やがて浮かび上がるタイトルの意味…

若くして怪死した、女性オカルトライター。その死の真相を探る甥は、元相棒のカメラマンが語る恐怖体験に、否応もなく引きずり込まれていく…

…という、パレゴリックさんのストーリー・ホラー漫画『ニクバミホネギシミ』。単行本1~3巻が刊行中(2025年7月現在)。

ニクバミホネギシミ 1巻 (バンチコミックス)

女性オカルト・ライターが、取材時に遭遇した怪異。その足跡をたどって起こる怪異。「過去」と「現在」が交錯する時、果たしてどのような「恐怖」が現れるのか…?

特徴的な絵柄ながら、洗練された読みやすさがあり、程よいグロテスクさとマッチ。良いホラー感を感じさせてくれます。

『ニクバミホネギシミ』の感想記事はこちら

美麗な作画と巧みな物語運びが誘うホラー・オムニバス

原作:小野不由美さん+漫画:加藤和恵さんの『営繕かるかや怪異譚(えいぜんかるかやかいいたん)』。

古民家に棲む「魔」が関わるトラブルを、「霊感を持たない」営繕屋青年が解決していく!382ページのビッグ・ボリュームを持つ、ホラー・ストーリー全1巻。

各話の前半で描かれる「住居で起こる怪現象」と、「得体のしれない恐怖」にガクブル。そして後半の解決パートで主体となる、営繕青年の仕事っぷりにスッキリ!

怖いんだけど、イヤげな雰囲気を残さない、ドラマ性の高いホラー漫画です。

『営繕かるかや怪異譚』の感想記事はこちら

女ストーカーの理不尽かつ不気味な行動がひたすら怖い!

隣人の部屋を深夜に訪ねてきた、ロングコートの不気味な大女

彼女に電話を貸したことから、恐怖の体験をする大学生を描く、サイコ・ホラー。望月峯太郎さんのホラー漫画『座敷女』全1巻。

グロや心霊要素を一切表現せずに、心理的に主人公=読者を追い詰めていくホラー感は、唯一無二。迫力ある絵柄とも相まって、イヤ~な読後感を残していきます。

読んだあとは、一人で寝るのが怖くなる…。

「怪談話」と「女性漫画家のリアル」が重なる時、真の恐怖が…!

原作:梨さん+漫画:景山五月さんの『コワい話は≠くだけで。』(こわいはなしはきくだけで)。

「現代の怪談話」と「コミカライズ担当の女性漫画家が出会う恐怖」。2重構造が新感覚のオカルト・ホラーです。全3巻完結。

コワい話は≠くだけで。 1 (BRIDGE COMICS)

まず「一般人から募集した(という体の)怪談話」がシンプルに怖い!

さらに怪談話が「女性漫画家のリアルを侵食」するかのような、ふいに襲ってくる恐怖が、また怖い!

ホラー・オムニバスとしても、全3巻の長編ホラーとしても、満足度の高い作品です。

『コワい話は≠くだけで。』の感想記事はこちら

昭和感あふれる、美しくもグロテスクなホラー!

呪みちるさんの『口裂け女あらわる!~昭和怪奇伝説~』全1巻。

『スケスケメガネ伝説』『黒い清涼飲料水』など、懐かしさのある怪奇漫画が満載の、ホラー漫画短編集。

妖艶な色香が漂い、怖さの中に不思議な美しさを感じるのが、呪みちる作品の大きな特徴。

読者が予想するオチの、「もう一歩先」を描くストーリーも、短編の枠を超えた読み応えあり!

「陰陽師の娘」の日常、そして明らかになる出生の秘密…

那州雪絵さんの『魔法使いの娘』全8巻完結。

主人公・初音が、「最強の陰陽師」である義父のせいで、怪奇現象に巻き込まれていくホラー・ストーリー。

えげつない表現に頼らず、物語運びできっちり怖がらせてくるオカルト・ホラー漫画

物語の進行とともに、「初音の出生にまつわる秘密」が明らかになっていく、というドラマティックなストーリーも、読み応えがあります。

『魔法使いの娘』の感想記事はこちら

ホラー度の高い「恐怖短編」的ストーリーが怖い&面白い!

上記『魔法使いの娘』の続編『魔法使いの娘ニ非ズ』全7巻。

ゲストキャラクターのオカルト案件に、主人公たちが絡んでいく、という形式にシフトした本作。

自身が陰陽師となった初音が、義父の元弟子・兵吾とともに、恐怖の出来事に関わっていきます。

シンプルに面白いホラー短編(的な各話)と、前作から続く物語の決着。

2つの側面から楽しめる、ストーリー漫画としても面白みのあるホラー漫画です。

『魔法使いの娘ニ非ズ』の感想記事はこちら

独特な作風で描かれる日本古来の「魔」

諸星大二郎さんの『妖怪ハンター』シリーズ。

異端の考古学者・稗田礼二郎が、日本の神話や伝承にまつわる「魔」に関わっていく、民俗学要素の強いオカルト・ホラー漫画

独特の筆致が特徴的な作者が描く、謎多き怪異。そしておどろおどろしいクリーチャーの数々は、一度見ると忘れられないインパクト!

「主人公が何もしない」という、「狂言回し」的な立ち位置も、ユニークな読後感。濃度の高いホラー感が楽しめます。

『妖怪ハンター』の感想記事はこちら

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実話系のリアルなオカルト・ホラーが怖い!

工務店を営む「私」と、不思議な力を持つ設計士「先生」

二人が施工・改築など、不動産絡みのオカルト案件に関わっていく、実話系オカルト・ホラー漫画短編集。鯛夢さんの『ある設計士の忌録』。

「解体予定の古い蔵に設置された、謎の箱」「改装中のホテルに作られる、出入り口の無いあかずの間」「全てが『3』で割り切れるよう設計された、三角形の家」…。

いかにもありそう」な恐怖案件に、ゾクゾクが止まらない!シリーズ化され、続編も刊行されている、人気のホラー漫画です。

『ある設計士の忌録』の感想記事はこちら

唯一無二の世界観が恐ろしくも美しい…!

とある町で起こった、“うずまき”に端を発する異変。それはやがて、渦を巻くかのごとく、町全体を覆いはじめ…

…という恐怖物語、伊藤潤二さんの長編ホラー漫画『うずまき』全3巻。

うずまきが絡む恐怖の数々は、コミカルに見えることも。しかしそれを真面目にやり通すことで、きっちり「ホラー漫画」に仕立て上げるのが、伊藤潤二さんならでは。

読み終える頃には、うずまきが怖くて仕方がなくなる…?

『うずまき』の感想記事はこちら

楳図かずおの凄さが詰まった名作ホラー

楳図かずおさんの『おろち』全4巻。

超常的な力を持つ美少女”おろち”が、時に傍観者として、時に登場人物の一人として物語を牽引していくオムニバス・ホラー。

グロ・スプラッタ表現は控えめで、非常にドラマ性の高い物語が展開されるのが、大きな特徴。社会派のストーリーや、美麗なビジュアルにも、大きな魅力があります。

1969~1970年の作品ながら、今なお色褪せない面白さ、そして恐怖を内包した漫画。

『おろち』の感想記事はこちら

幅広いオカルトネタが不気味で恐ろしい!

宮尾行巳さんの『怪異界』全4巻。

人生に絶望した薄幸のOLが、山で出会った妖怪「ヌエ(鵺)」とともに、「怪異の解決屋」として活動していく物語。

怪異界 1

リアルな絵柄が持ち味の作者が描く、迫力あるホラー描写にゾクリ。とともに、随所に仕込まれた「笑い」も、意外な面白さ。

恐怖とコメディが、いい感じに融合したホラー・ストーリーとなっています。

『怪異界』の感想記事はこちら

多彩過ぎるオカルト・ホラー系のネタが面白い!

ひよどり祥子さんのホラー漫画『死人の声をきくがよい』全12巻。

死人が見える岸田くんと、彼のそばを漂う「物言わぬ幽霊」早川さん。二人が出会う怪異の数々を、笑いに絡めて描くコメディ・ホラー。

都市伝説・宇宙人・謎の生物・伝説のモンスター・妖怪・パラレルワールド・犯罪・病原菌・カルト宗教など、毎回登場するホラーネタがバラエティ豊か!

そしてそのどれもに、背筋が凍えるような恐怖要素と、ホラーらしからぬ笑いが詰まっています。

『死人の声をきくがよい』の感想記事はこちら

ブラックなホラーとコメディ要素が意外なマッチング

上記『死人の声をきくがよい』の作者・ひよどり祥子さんの別名義、”うぐいす祥子”さんの『フロイトシュテインの双子』。

悪魔的な美しい双子に翻弄される、男子大学生の災難を描いた連作ほか、全7編を収録。

グロい話もあるけれど、実はコメディ要素多め。エイリアンの妄想に取り憑かれた父の狂気を描いた『星空パルス』は、ホラー・コメディが得意な作者ならではの短編。

ブラックな笑いが好きな方にもオススメの、ユニークなホラー短編集です。

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恐怖、そして読後のモヤモヤが、頭にこびりつく…!

同じくうぐいす祥子さんの『悪い夢のそのさき…』。

古い洋館に足を踏み入れた男女。彼らが体験する恐怖を描く『囚われ人』ほか、表題連作5編+5編=計10編のホラー短編を収録。

怖さ・グロさの中にも、ユーモアがある作者の漫画。ですが本作は、読後にちょっと嫌気なモヤモヤ感が持続。ホラー寄りに踏み込んだイメージあり。

恐怖に震え、そして最後にクルッと世界が回るような、まさに「悪い夢のそのさき」を感じます。

「裏のある高額バイト」のヴァーチャル感が怖さを増幅…!

田口翔太郎さんの『裏バイト:逃亡禁止』。

お金が必要な、訳あり女性コンビ。彼女たちが、異様な高額報酬が約束されている「裏バイト」にチャレンジ。恐怖の体験をしていく、都市伝説風味のオカルト・ホラー漫画

人里離れたレストランのウェイトレス、病院の投薬治験、怪しい荷物の運び屋など…。

「絶対怖いことが起こると分かっているシチュエーション」で、しかし予想を上回る怖さを与えてくれる、物語運びが絶妙。令和イチオシのホラー漫画です。

『裏バイト:逃亡禁止』の感想記事はこちら

『裏バイト:逃亡禁止』は、連載している小学館のマンガアプリ「マンガワン」でも無料で読めます。

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これ一冊で「凄さ」と「怖さ」が存分に味わえる!

ホラー漫画界の巨匠・伊藤潤二氏。その作品から「いいとこどり」をした、自薦作品集『伊藤潤二自選傑作集』。

一晩に長時間の夢を見る、入院患者。夜を重ねるうちに、その容姿を次第に変貌させていく長い夢』ほか、作者解説付きの9編と、書き下ろし1編を収録。

有名な『富江』シリーズの一編『画家』や、名作ホラー『首吊り気球』もオススメです。

次第にあらわになっていく「世界の闇」が怖い!

草間さかえさんの『魔法のつかいかた』。

現代に生きる呪術師的な「魔法使い」と、彼の弟子となった小学生男子。二人の交流と仄暗い世界を描く、オカルト・ホラー漫画。

魅力的なキャラクター描写と、繊細な構成で、物語にグイグイ引き込まれていくストーリー性が魅力。

そして徐々に顕になっていく「魔法使いの世界」に感じる、世の中の闇を覗いているような「おどろおどろしさ」に、ゾクッと来る!

『魔法のつかいかた』の感想記事はこちら

「小さな超能力」の真の意味に、読み手は必ず恐怖する…!

岩明均さんの『七夕の国』全4巻。

物体に小さな穴を開ける、という冴えない超能力を持つ大学生が、自身のルーツが絡んだ事件に巻き込まれていく、伝奇SFホラー。

作者の代表作『寄生獣』に、負けず劣らずの怖さを持つ漫画。と同時に、物語の根底に宇宙への憧憬を感じるストーリー。超能力を交えたサスペンス要素も見ものです。

『七夕の国』の感想記事はこちら

手塚治虫はホラーでもやっぱりスゴイ!

手塚治虫さんの『ザ・クレーター』全1巻(講談社 手塚治虫文庫全集版)。ホラー・テイストな短編17編(一部ホラー・コメディもあり)を収録。

各話は1969~1970年発表と、やや年代を感じさせますが、「恐怖の本質」をしっかり抑えた物語は巨匠ならでは

月面探査で遭難、不思議なガスの力で生き延びるも、後に絶望を見る宇宙飛行士を描く表題作『ザ・クレーター』がオススメの一編。

ほか『溶けた男』『生けにえ』『八角形の館』など、後味の悪い話がてんこ盛り。ホラー・ジャンルにおける作者の魅力が堪能できます。

実話系のリアルなホラー・ネタが迫る!

原案・TANAKAさん、漫画・小林薫さんの『どすこいスピリチュアル』シリーズ。

普通の取材でなぜか!怖い話を仕入れてしまう、ライター・TANAKAさん。その恐怖話や体験をコミカライズした、実話系ホラー・オムニバス

スタンス的には「こんな怖い話、ホントにあったかもしれませんね…」という感じで、不必要に恐怖を煽らないのが、逆に「丁度よいホラー感」

そんな中にも、心底恐怖を感じる「ホンマの怖い話」がぶっ込まれてくるから、」侮れない!ちなみにタイトルは、TANAKAさんのふくよかな体型に由来(笑)。

『どすこいスピリチュアル』の感想記事はこちら

美しさとグロが詰まったホラー短編集!

雨がっぱ少女群さんのホラー漫画短編集『ひとりかごめ』。

自分の背後に謎の気配を感じる女子高生。彼女が起こす奇行を描いた表題作ほか、新人女性バイトの恐怖体験を、百合風味を絡めて描く『工場勤務』など、ホラー短編12編を収録。

不思議・不条理系のストーリーが展開される各話、「何かが起こりそう」という雰囲気にゾクゾク。

グロも多めですが、雨がっぱ少女群さんの描く、美しいキャラクターと奇妙に調和。他のホラー漫画とは一線を画す、独特な味わいを持つホラー短編集です。

ベタだからこそシンプルに伝わる恐怖がある!

ホラー漫画シリーズ『恐之本』の作者・高港基資さんによる、全1巻ホラー漫画『顔を見るな』。

表題作ほか、都市伝説風の恐怖話心霊・怪奇現象を主題とした作品など、9つのホラー短編を収録。

中古車の異様な安さにはある理由が…(『安い車』)、霊感少女の身に起きた謎の怪現象とは…(『天井のおばあさん』)など。

ベタな題材だからこそゾッとする、「怖い話」の数々。昔なつかしい、怪談話的な恐怖が味わえる、ホラー短編漫画集です。

恐ろしくも哀しい高橋留美子の本格ホラー!

『人魚の森』『人魚の傷』『夜叉の瞳』から成る、『人魚の森』シリーズ全3巻。

口にした人間は不老長寿、または異形の怪物となる「人魚の肉」。それを食べて以来、死を求めて500年間さまよう青年と、同じく不老長寿となった少女。ふたりの旅路を描くホラー漫画

高橋留美子さんの漫画、と言うと明るいラブコメが思い浮かびますが、これは人魚絡みの怪異、そして人魚の肉を求める人々の狂気が、ひたすら怖い。

が、怖いだけではなく、物悲しさの漂う情緒あふれるストーリーが印象的。残念ながら未完ですが、それが気にならない面白さを持つ、名作ホラー漫画です。

『『人魚の森』シリーズ』の感想記事はこちら

今読んでも色褪せない高橋留美子の名作ホラー短編

様々な形のボーイ・ミーツ・ガールが描かれる、『高橋留美子傑作短編集(2)』。

ホラー・ジャンルから3つの短編、『闇をかけるまなざし』『笑う標的』『忘れて眠れ』を収録。

その内の一編『笑う標的』は、OVA化もされた作品。弓道部に所属する男子高校生が、田舎から来た妖しい雰囲気を持つ許嫁に再会。そこから起こる、恐怖の顛末。

作者得意のコメディ系タッチとはひとあじ異なる、昏い雰囲気が魅力の一編です。

「人体が変形する系」の恐怖表現がトラウマ級の怖さ!

“つばな”さんの『惑星クローゼット』全4巻。

夢の中の世界で、少女・フレアに出会った中学生・あいみ。記憶を失くした彼女を助けようとするが、それは過酷で恐ろしい冒険の始まりだった…!というSFテイストのホラー漫画

カワイイ女の子に定評のある、つばなさん。そのカワイさはそのままで、しかしホラー表現はきっちり怖い。グロテスクさの中にも、微妙なラインで成り立つ美しさアリ。

ストーリーもドキドキ度が高く、全4巻でいい感じにまとまった、秀作SFホラーです。

少女漫画風のホラーが懐かしくも恐ろしい!

那州雪絵さんの『私のともだち』。

旧校舎の”怪物”と友達になった、いじめられっ子。しかし旧校舎が取り壊されることになり…といった表題作など、全6編を収録した読み切りホラー漫画集。

かつて少女漫画誌に掲載されていたような、「とんでもなく怖いホラー読み切り」を目指して描かれたという漫画群。懐かしさ、そして確実な恐怖を味あわせてくれます。

雪の洋館で展開される恐怖の惨劇、その結末は…?

森泉岳土さんのゴシック・ホラー『報いは報い、罰は罰』。

風変わりな一族に嫁ぎ、行方不明となった妹。彼女を探しに、山奥の洋館に足を踏み入れた姉。そこで起こる惨劇を描いた、上下巻。

水と墨を用いた、独特な技法で描かれる、恐怖の夜。グロテスクな描写に頼らず、丹念に積み上げられた空気により、形作られる漆黒が、読み手の心をとらえて離さない!

何度読んでも恐ろしいホラー感と、流麗な美しさを持つ、唯一無二のホラー漫画です。

『報いは報い、罰は罰』の感想記事はこちら

カワイイ絵柄に騙されるな!リアルなガチ・ホラー

実話をもとにした、恐怖体験のエッセイコミック『猫で語る怪異』。「猫の怖い話」じゃなくって、「登場人物の姿が猫」であるのが特徴

作者のTONOさんが、キャラクターを猫に置き換えたら、怖い人も読みやすいかな?と考えてこの形になったそう。

というわけで、作中に登場する人物は、基本的に猫の姿。大変マイルドなホラー漫画…かと思いきや、話そのものがめちゃくちゃ怖い!

どの話もひねりが効きすぎた、実話系怪談話。結局、起こった出来事を脳内で人間に置き換えてしまうので、二重に怖い(笑)。ホラー漫画好き・怪談好きも納得の怖さです。

収録短編のすべてに感じる確実なホラー感!

カラスヤサトシさんの『おとろし』。昔話風な怖い話から、現代の恐怖話まで。各話6Pの短編を計24編収録。

「この世 / あの世」「善 / 悪」「夢 / うつつ」といった、表裏一体の世界を描いた、ショート・ホラー漫画

この漫画を特に評価したいのは、24編全てで、手抜きなしの「恐怖」が追求されているところ。

ちょっと笑えたり、泣けたりといった、中途半端なお茶濁しはありません。「怖さ」を純粋に楽しみたい人に、ぜひ読んでいただきたいホラー漫画。

まとめ

以上、怖いけど!ページをめくる手がとまらなくなる、「怖すぎて面白い!おすすめオカルト・ホラー漫画まとめ」でした。お部屋の明かりを落としてお楽しみください。

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