漫画感想・レビュー

ミステリー・サスペンス漫画

朱戸アオ漫画は医療サスペンスの隠れた名作揃い

読み始めるとドキドキが止まらない!良質な医療ミステリー・サスペンス漫画を数多く輩出している、朱戸アオさんの漫画まとめです。朱戸アオさんはペストによるパンデミックの恐怖を描いた長編「リウーを待ちながら」ほかの漫画を発表。そのどれもが医療・科学...
その他

エッセイコミック『おいしいロシア』感想―漫画で知るロシアの魅力的な食文化

シベリカ子さんのコミックエッセイ「おいしいロシア」を読みました。かわいいイラストで描かれた料理が、ところせましと並ぶ表紙です。「日本から一番近い国」と尋ねられると中国や韓国を思い浮かべますが、実はロシアもお隣さん。中華料理や韓国料理は今や日...
SF漫画

漫画『はるかリフレイン』感想―SFループもの漫画の隠れた名作が復刊!

同じ時間の繰り返しが描かれる、タイムトラベルSFの一種「ループもの」。かつて進研ゼミ「高一Challenge」(1997年4月号~1998年3月号)に、そのループものを取り扱ったSF漫画が連載されていました。それがこちら。伊藤伸平氏の「はる...
オカルト・ホラー漫画

漫画『BOX~箱の中に何かいる~』感想―諸星大二郎描く状況限定ホラー

謎の「箱」の中に閉じ込められた8人の男女。彼らは箱から脱出できるのか。そして箱の目的は…?諸星大二郎先生描くソリッド・シチュエーション・ホラー「BOX~箱の中に何かいる~」。全3巻で完結です。連載は「月刊モーニング・ツー」。上記ページから試...
ミステリー・サスペンス漫画

ふくやまけいこ『東京物語』感想―ナウシカだけじゃない!アニメージュの名作漫画

はるか昔、徳間書店の月刊アニメ情報誌「アニメージュ」を読んでいました。その時に連載されていた、ふくやまけいこさんの漫画「東京物語」が好きだったのですが、同志の購読を途中でやめてしまったために結末を知らず。しかし2004年に復刊されていたこと...
SF漫画

一色登希彦版・漫画『日本沈没』感想―圧倒的なスケールのSFヒューマン・ドラマ

一色登希彦さんの漫画「日本沈没」。1970年代に映画化、さいとう・たかを氏により漫画化もされた小松左京氏の原作SF小説を、2006年に再度コミカライズした作品です。物理的な「沈没」という未曾有の事態に、日本全体が否応なしに巻き込まれていく迫...
オカルト・ホラー漫画

漫画『ネオ寄生獣』感想―萩尾望都・遠藤浩輝ら11人の漫画家が描くアンソロジー

講談社「ネオ寄生獣」。11名の作家が銘々の「寄生獣」を描いたアンソロジーです。本書は言わずとしれたホラー漫画の大傑作、「寄生獣」をテーマに、 萩尾望都 太田モアレ 竹谷隆之 韮沢靖 真島ヒロ PEACH-PIT 熊倉隆敏 皆川亮二 植芝理一...
オカルト・ホラー漫画

漫画『さんかく窓の外側は夜』感想―予想外に怖い!BL風味のオカルト・ホラー

「この世ならざるもの」が視えてしまう青年は、除霊のたびにエクスタシーを感じて…?ヤマシタトモコさん描くオカルト・ホラー漫画、「さんかく窓の外側は夜」を読みました。ヤマシタさんは「BUTTER!!!」のような一般向けの漫画以外に、BL系の漫画...
ミステリー・サスペンス漫画

独断で選ぶ『MASTERキートン』の名エピソード・ベスト10

浦沢直樹さんの漫画『MASTERキートン』。1988年~1994年「ビッグコミックオリジナル」連載で、全18巻完結済み。現在は「完全版」全12巻が刊行、電子書籍化もされています。はじめて物語に触れた時、「あ、この面白さはホンモノだ!」と衝撃...
SF漫画

山田胡瓜「バイナリ畑でつかまえて」全話感想

漫画・山田胡瓜「バイナリ畑でつかまえて」を読みました。こちらは、オンラインメディア「ITmedia PC USER」にてWEB連載されていた漫画を、電子書籍化したもの。2015年9月の発売で、現在はKindle版のみが販売されているようです...
料理・グルメ漫画

漫画『アマイタマシイ』感想―スイーツ愛あふれるグルメ・コメディ

杉本亜未氏のスイーツ漫画「アマイタマシイ」全4巻を読みました。正式なタイトルは「アマイタマシイ~懐かし横丁洋菓子伝説~」です。本作は2012年~2013年にかけて、「グランドジャンプPREMIUM」にて連載された作品。単行本1・2巻発売後に...
ゲーム・ギャンブル漫画

漫画『FLIP-FLAP』感想―ピンボールに賭ける恋と青春!

彼女のハートを射止めるために、ピンボールの伝説的ハイスコアを超えろ!とよ田みのるさんの漫画『FLIP-FLAP(フリップフラップ)』。講談社発売だった単行本を、作者が自身のレーベル「FUNUKE LABEL」から電子化した全1巻。熱いピンボ...
その他

ドリヤス工場『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』感想

ドリヤス工場・著のコミック、「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」を読みました。ド直球なタイトルですが、中身はそのまま。国内・海外の有名文学作品や童話の内容を、約10ページ程度にまとめてコミカライズしています。もとも...
オカルト・ホラー漫画

漫画『おとろし』感想-ねっとり怖い!ホラー・ショート・ストーリー

秋田書店・チャンピオンREDコミックスより発売中、カラスヤサトシさんのホラー・オムニバス漫画「おとろし」を読みました。何やら驚いているような表情の和服の女性。その顔にはタイトルである「おとろし」、そして作者名「カラスヤサトシ」の文字があしら...
オカルト・ホラー漫画

太陽の地図帖「諸星大二郎『妖怪ハンター』異界への旅」購入

以前ご紹介した諸星大二郎「マッドメン」シリーズのムック本。「文藝別冊 諸星大二郎 マッドメンの世界」に引き続き、本日2015年6月29日発売の「諸星大二郎 『妖怪ハンター』異界への旅 (別冊太陽 太陽の地図帖 31)」を購入しました。こちら...
オカルト・ホラー漫画

「文藝別冊 諸星大二郎 マッドメンの世界」購入

河出書房新社より5/25に発売されたムック本「文藝別冊 諸星大二郎 マッドメンの世界」を購入しました。こちら、大型のムック本。かねてより当ブログでもちょこちょこ諸星大二郎先生の本を紹介してきましたが、「マッドメン」シリーズもお気に入り作品の...
ミステリー・サスペンス漫画

漫画『MASTERキートン Reマスター』感想―「20年後のキートン」描く続編

考古学者、ロイズのオプ(保険調査員)、SASのサバイバル・マスターなどの顔を持つ、平賀=キートン・太一。その活躍を描いた漫画『MASTER(マスター)キートン』の「20年後」を舞台にした正統な続編が、漫画『MASTERキートン Reマスター...
SF漫画

漫画『GREY(グレイ)』―死神と呼ばれた男のSFハード・アクション

かつて徳間書店から出版されていたマンガ雑誌「月刊少年キャプテン」。ご存知でしょうか?「キャプテン」自体は知らなくても、『強殖装甲ガイバー』や『宇宙家族カールビンソン』が連載されていた雑誌、と言えばわかる方もいるでしょうか。今はビッグコミック...