全10巻以内で完結するオススメの漫画まとめ

全10巻以内できっちり完結、読みやすいおすすめの漫画です。

本記事では全6巻以上、全10巻以内で完結の漫画をご紹介します。

なお全1~全5巻完結の漫画もご紹介しておりますので、記事最後のリンクよりご覧ください。

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少女終末旅行

少女終末旅行 1巻 (バンチコミックス)つくみず:新潮社

つくみずさんの「少女終末旅行」全6巻。

生物がほぼ死に絶えた終末世界。チトとユーリの二人の少女が、半装軌車・ケッテンクラートに乗って、多層構造都市をひたすら上へ、上へと目指す様子が描かれます。


[つくみず 著 新潮社「少女終末旅行」3巻より引用]

女の子二人のゆるい旅。しかしその背景にあるのは、確実にそこが「世界の終わり」であることを感じずにはいられない、静寂さ。

チトとユーリの掛け合いによるほのかな笑いを混じえながら、作品全体に漂うのはどこか張り詰めた冷たい空気。一度読み始めるとやみつきになる、終末世界の雰囲気が魅力の漫画です。

猫のお寺の知恩さん

猫のお寺の知恩さん(1) (ビッグコミックス)オジロマコト:小学館

オジロマコトさんの「猫のお寺の知恩さん」全9巻。

田舎のお寺に下宿する新高校一年生・源と、年上の従姉妹・知恩(19)さん。犬・猫に囲まれた二人の同居生活(※祖母も同居)と友人たちとの交流が、一年間を通して描かれます。

オジロマコト「猫のお寺の知恩さん」2巻
[オジロマコト 著 小学館「猫のお寺の知恩さん」2巻より引用]

何と言っても、ヒロイン・知恩さんの造詣が素晴らしい、太眉でちょっとふっくら肉感的。おっとり、少しドジっ娘な部分もありながら、その胸の内にはしっかり芯がある。読み進めると、知恩さんの何気ない仕種から目が離せなくなってくる。

年頃男女の同居ということで、お約束のラッキーハプニングもあり。血の繋がりが無い源と知恩さん。二人の関係性の変化も見どころ。

そしてとにかく、田舎の朴訥とした雰囲気づくりがウマイ。セリフを多用せず、風景や人物の表情で読者の想像に訴えかける描写方法。サラッと読んで、また読み返したくなる魅力があります。

恋情デスペラード

恋情デスペラード(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)アントンシク:小学館

アントンシクさんの「恋情デスペラード」全6巻。

西部劇と時代劇を足したような架空世界。流れの女性剣士・紋子が、日本一の夫を目指して旅をする、というアクション・コメディ。

とにかく主人公・紋子のキャラクターが魅力的すぎる作品。カワイイ顔にムッチリボディ。「ござんす」口調で大食漢。イケメンにめっぽう弱く惚れやすい彼女ですが、実は男女のあれこれにはとんと無知。

アントンシク「恋情デスペラード」
[アントンシク 著 小学館「恋情デスペラード」1巻より引用]

しかしひとたび長ドスを抜けば閃光一閃、襲いかかる有象無象を滅多斬り。ピンチになると、右腕の義手に仕込んだガントレットが容赦なく火を吹く。

そんな迫力のアクションシーンと、アントンシクさんの絵柄、巧みなストーリー運びが絡み合った「恋情デスペラード」。

テンポよく展開される物語の中で、元気なキャラクターが暴れまわる冒険活劇。これぞ漫画!な、満足の読み応え。

女子攻兵

女子攻兵 1巻 (バンチコミックス)松本次郎:新潮社

松本次郎さんの「女子攻兵」全7巻。

異次元に移住し独立派と連合軍に別れた人類が、巨大人型兵器「女子攻兵」に搭乗して戦う世界。

女子攻兵乗りのタキガワは、異常をきたした機体と戦闘中に「ツキコ」と名乗る謎の存在からメールを受け取り…というSF漫画。


[松本次郎 著 新潮社「女子攻兵」1巻より引用]

巨大ロボットの風貌が女子高生で、その頭部には人間が搭乗していて、そして凄惨な戦いを繰り広げて…。と、とにかくありとあらゆることが少しずつ狂っている世界

命令により、仲間とともにツキコを追うタキガワ。正気と狂気が入り混じったその世界で彼を待ち受けるのは、最終7巻の驚愕の展開

果たして何が真実なのか?読み手の感覚もおかしくなりそうな、唯一無二の世界観を持つ作品です。

寄生獣

寄生獣(1) (アフタヌーンコミックス)岩明均:講談社

岩明均さんの「寄生獣」全10巻。アニメ化・実写化もされ、岩明均氏の名を一躍世に知らしめたホラー漫画。

人間の体内に侵入、頭部と同化して人間を捕食する「寄生生物」。高校生・泉新一と、彼の右腕に寄生した「ミギー」の二人は、図らずも寄生生物たちと敵対することに、というストーリー。

ややショッキングな描写もありますが、新一たちの在り方を通して「人間とは何か?」という深い問いを随所に散りばめた、重厚な物語。


[岩明均 著 講談社「寄生獣」3巻より引用]

細胞を自在に変形させ刃物状になって戦う、寄生生物たちの独特な戦い方がインパクトあり。やがて寄生生物たちは、地方自治体を捕食のために管理しようとし…。

単純に「人間VS異性物」の戦いを描くのではなく、食物連鎖の頂点を変えることにより人間の本質を浮かび上がらせる、その構造がおもしろい。特に寄生生物の中でも高い知能を持つ、「田宮良子」の考え方・行動は必見。ホラー漫画の枠におさまらない名作漫画です。

プリンセスメゾン

プリンセスメゾン(1) (ビッグコミックス)池辺葵:小学館

池辺葵さんの「プリンセスメゾン」全6巻。年収200万円台でマンション購入を目指す女性居酒屋店員・沼ちゃんと、マンションギャラリー社員たちの交流を、「住まいと女性」の群像劇を織り交ぜて描くドラマ。

「おひとりさま」女性の人生観やライフスタイルを、セリフを多用せずに人物の表情や仕種、時に風景を絡めて描く池辺葵さんの手法が、素晴らしい。コマ・ページから滲み出る感情を掴み取るこの醍醐味。

そして若くしていろいろと背負った主人公・沼ちゃんが、「自分だけの家」に抱く思い。果たして彼女は理想の家に巡り合うことができるのか?

池辺葵「プリンセスメゾン」4巻
[池辺葵 著 小学館「プリンセスメゾン」4巻より引用]

…というメイン・ストーリーももちろん気になるのですが、個人的に「プリンセスメゾン」で印象に残っているのは、沼ちゃんとマンションギャラリーの社員たちの交流。特に女性社員・要さんとは、客・売り手の垣根を超えた友情を育むことに。この二人の心の結びつき、ただひたすら素敵。

ファンタジウム

ファンタジウム(1) (モーニングコミックス)杉本亜未:講談社

杉本亜未さんの「ファンタジウム」全9巻。

字の読み書きができない「難読症(ディスレクシア)」であり、かつ天才マジシャンである少年・長見良。彼が亡き師匠の孫である北條とともに、ショービジネスの世界で活躍していく、というマジック漫画。

杉本亜未「ファンタジウム」
[杉本亜未 著 講談社「ファンタジウム」8巻より引用]

華やかな世界だけでなく、障害とそれに起因するイジメ問題も描かれる物語。難しい要素を取り扱いながらも、深すぎず・浅すぎずの絶妙なバランスで描かれる人間ドラマ

少年の世界が広がっていく様、そして良の見せてくれる華やかなマジックが、いつまでも心に残る作品。キラキラ輝いている少年は美しい!

魔法使いの娘

魔法使いの娘(1) (ウィングス・コミックス)那州 雪絵:新書館

那州雪絵さんの「魔法使いの娘」全8巻。

最強の陰陽師・無山の義娘である、主人公・初音。霊能力を持つ彼女が、無山の弟子・兵吾、無山の式神・小八汰とともに、オカルティックな事件に巻き込まれていく…というオカルト・ホラー漫画。


[那州雪絵 著 新書館「魔法使いの娘」7巻より引用]

那州雪絵さんのカラッとした絵柄が読みやすく、しかし怖いところはしっかり怖い。ホラー漫画としてのシンプルな怖さがある作品。単話で完結するオカルト案件を重ねながら、終盤では初音の生い立ちが深く関わる怒涛の展開へ。

しっかり立ったキャラクターと読み応えのある物語。ホラー漫画としてもストーリー漫画としても、充実している作品です。

魔法使いの娘ニ非ズ

魔法使いの娘ニ非ズ(1) (ウィングス・コミックス)那州雪絵:新書館

同じく那州雪絵さんの、「魔法使いの娘ニ非ズ」全7巻。前作「魔法使いの娘」の正統な続編です。

少し大人になった初音と、そのパートナーとなった兵吾を軸に展開される物語。今作では初音自身が陰陽師となって活躍します。

「魔法使いの娘」と比べるとよくわかるのですが、絵柄はより洗練され、そして怖い話はさらに恐ろしく。全体的にクオリティがアップ。


[那州雪絵 著 新書館「魔法使いの娘ニ非ズ」1巻より引用]

那州雪絵さんの絵柄は、どちらかというとシンプル・あっさり目。しかししっかりとホラー漫画しているのは、巧みな物語構成によるもの。グロに頼らない内容も素晴らしい。

6巻ぐらいまでゆるゆると進むストーリーも、最終7巻で急展開。見事大団円を迎えました。単話のホラー漫画としても、長編ストーリー漫画としても、絶対的なおもしろさのある作品。超オススメ。

海街diary

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃 (flowers コミックス)吉田秋生:小学館

吉田秋生さんの「海街diary」全9巻。

鎌倉に住み、それぞれ社会人として働く三姉妹。ある日彼女たちのもとに届いたのは、幼い頃に家を出た父親の訃報。そしてその娘である、異母妹・すずの存在。

葬儀の後、父以外に血縁のいないすずに「鎌倉で一緒に暮らさないか」と提案する三姉妹。それを直感で受け入れるすず。かくして四姉妹としての新しい生活が始まる―。

吉田秋生「海街diary」1巻
[吉田秋生 著 小学館「海街diary」1巻より引用]

以上が「海街diary」のスタート。以降、四姉妹やその周囲の人々との交流が、鎌倉を舞台にその生活や恋愛を絡めながら描かれます。

物語の内容は、純粋な人間ドラマ。しかしその最大の特徴は、おそろしいぐらいに丁寧な人間描写。すずが三姉妹と家族になる様子や、サッカークラブの同級生たちと仲間になっていく過程、そして三姉妹の人間模様など、その胸の内も含めてじっくりと描かれる内容が、実に読ませる。

お互いがお互いを思いやり、慮る人間関係が心地よく、物語を読み進める内に「海街」に住んでいるかのような没入感、そして潮風を感じる漫画です。

刻刻

刻刻(1) (モーニングコミックス)堀尾省太:講談社

堀尾省太さんの「刻刻」全8巻。

時間の停止した世界「止界」。その中を自由に動ける女性主人公の一族と、その力を手中に収めたい宗教系団体。両者が戦いと駆け引きを繰り広げる、時間停止+限定状況系SF

堀尾省太「刻刻」1巻
[堀尾省太 著 講談社「刻刻」1巻より引用]

独自のルールを持つ「止界」と、その中で動き回る異形の怪物。おどろおどろしい設定とリアルな絵柄が相まって、独特のオカルト感を演出。

人間VS人間の駆け引きも緊迫感があり、徹頭徹尾スリリングな展開が繰り広げられます。時間が停止している、という設定を活かしたストーリー展開がおもしろい一作。

鉄風

鉄風(1) (アフタヌーンコミックス)太田モアレ:講談社

太田モアレさんの「鉄風」全8巻。

長身の女子高生・石堂夏央は、「充実している人間を許さない」性格。生まれ持っての身体能力、そして「まっすぐ歪んだ」心を持つ。

そんな彼女が、天才的な格闘センスを持つ少女・馬渡ゆず子に出会った時、女子格闘技の新たな時代が幕を開ける―。


[太田モアレ 著 講談社「鉄風」1巻より引用]

作者の体調不良により途中いくらかの休載を挟み、伏線が回収できなかった部分もありますが、何とか完結した作品。

ですが決して不完全というわけではなく、予想以上に本格的な女子格闘技の世界が描かれ、見どころのある漫画です。

天才と天才。二人の歪んだ戦いの結末は果たして?主人公とライバルの関係が、普通のスポーツ漫画と逆転しているところがユニーク。

アフター0

アフター0〔著者再編集版〕(1) (ビッグコミックス)岡崎二郎:小学館

岡崎二郎さんの「アフター0」全10巻。

基本1話完結のSFオムニバス。登場人物はみな、かわいらしいキャラクターばかり。しかし描かれる内容は、豊富な知識によって裏付けされた専門的なもの。各話にハッとする驚きがあり、飽きがきません。


[岡崎二郎 著 小学館「アフター0〔著者再編集版〕」5巻より引用]

個人的に好きな話は、5巻収録の「あの世の方程式」。「あの世」が存在しないことを、理論的に証明することに成功した僧侶。しかし現世以外に世界、そして救いが無いことを知った人々は混乱。その中で彼が迎えた意外な結末は?

などなど、どこから読んでもおもしろい、レベルの高いSF作品です。

スピリットサークル

スピリットサークル (1) (ヤングキングコミックス)水上悟志:少年画報社

水上悟志さんの「スピリットサークル」全6巻。

謎の転校生に「あんたには あと7回 死んでもらうわよ」と攻撃される中学生男子。何やら彼女とは、「過去生」で因縁がある様子。

過去世界での二人の足跡をたどりながら、因縁が徐々に紐解かれ、やがて迎える最終決戦―という転生ものSF漫画

古代エジプト風・江戸時代・別次元の世界など、バリエーション豊かな過去生がおもしろい。そしてその緻密な積み上げが盛り上げる終盤は見応えあり。

水上悟志作品らしい伏線の散りばめ方もお見事で、全6巻という手頃な巻数が絶妙。

聲の形

聲の形(1) (週刊少年マガジンコミックス)大今良時:講談社

大今良時さんの「聲の形(こえのかたち)」全7巻。

小学生の時に、聴覚障害のある転校生をいじめた主人公。彼女が転校した後、自身もいじめられる立場に。そして高校生になり再会した二人は…という、障害を物語の中心に据えた異色の漫画

いじめた人間といじめられた人間は、果たして恋愛関係になるのか?など、なかなかセンシティブな内容をはらんではいるのですが、難しいテーマに真っ向から挑んだ意欲作

100人読んだら100通りの感想が返ってきそうな、他に類を見ない輝きと重みを持つ作品です。

すみれファンファーレ

すみれファンファーレ(1) (IKKI COMIX)松島直子:小学館

松島直子さんの「すみれファンファーレ」全6巻。

両親の離婚により母子二人で暮らしている、小学四年生のすみれちゃん。彼女が周囲の人達や同級生と過ごす日常を通して成長する姿が、優しい目線で描かれます。

松島直子「すみれファンファーレ」
[松島直子 著 小学館「すみれファンファーレ」1巻より引用]

朴訥とした雰囲気を持つ至って普通の女の子、しかし時にユニークな目線を発揮するすみれちゃんと、彼女を包むあたたかな空気が、何とも心地よい作品。

最終6巻はなんと全編書き下ろし。肩肘はらずに、素直な気持ちで読むと、何ともさわやかな気持ちになれます。

まとめ

以上、全10巻以内で完結するオススメの漫画でした。

またおもしろい漫画を読んだら、随時追記します。

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