完結済みの面白い漫画から、一気読み必至のおすすめ作品をご紹介。本記事では全6巻以上の完結済み漫画を掲載しています。
完結済み漫画リスト
からくりサーカス
藤田和日郎さんの『からくりサーカス』全43巻。
人類を滅ぼさんとする自動人形(オートマータ)軍団と、唯一の対抗手段・懸糸傀儡(けんしくぐつ)を操る長命の人形遣いたち。その熾烈な戦いを描く、バイオレンス・アクション。
少年・勝、彼を守る謎の美女・しろがね、拳法青年・鳴海の三人を中心に描かれる物語。その過酷な戦いは、やがて世界を巻き込んだ壮絶な最終決戦へ。
終盤までノンストップで駆け抜けるスピード感が圧巻!随所に張り巡らされた糸が大きな束となって収束していくラストも、鳥肌ものの面白さ。
MASTERキートン
浦沢直樹さんの『MASTERキートン』完全版・全12巻(脚本:勝鹿北星さん+長崎尚志さん)。
元・SAS(英国陸軍特殊空挺部隊)のサバイバル・マスターで、オプ(保険調査員)をしながら考古学の道を歩む平賀=キートン・太一の活躍を描く、ドラマティック・ストーリー。
世界各地を舞台に展開される、社会情勢や地政・歴史知識を組み込んだサスペンスがとにかく面白い!ところどころで描かれるハートフルかつ心に残るドラマも印象的。
多彩な魅力が見事に融合した、奇跡のような漫画。もうこんな作品は世に出ないだろうな…。とにかく1巻だけでも読んでみて。
それでも町は廻っている
石黒正数さんの『それでも町は廻っている』全16巻完結。
一見アホに見えるが実は鋭い?自称・メイド兼探偵の女子高生・嵐山歩鳥。彼女が友人や町の住人らと繰り広げる、笑いあり・ミステリーあり・笑いあり・SFあり・笑いあり、の日常系コメディ漫画。
この漫画を読んで特に感じるのは、作者・石黒正数さんの観察眼の鋭さ。日常を斜めに見て、それをユニークな物語に転化する、その手腕がスゴイ。
特に「小学生あるある」的な話を書かせたらピカイチで、ハッとさせられる表現が織り込まれてくるのも気が抜けない。
大砲とスタンプ
速水螺旋人さんの『大砲とスタンプ』全9巻。
ロシア風な架空世界の最前線。「突撃タイプライター」の異名を取る新任少尉・マルチナを中心に、「紙の兵隊」とも揶揄される兵站部の軍人たちをコミカルかつシニカルに描く戦争コメディ。
マルチナと個性的な仲間たちが、知恵と工夫で軍の諸問題を解決していく様が実にユーモラス。しかし「戦争」の中で、マルチナは過酷な現実を突きつけられることも。
そして迎える最終巻は怒涛の展開。果たして紙の兵隊たちは生き残ることができるのか?唯一無二の魅力を持つミリタリー・コメディです。
寄生獣
岩明均さんの『寄生獣』全10巻。
高校生・泉新一は、右手と同化してしまった寄生生物「ミギー」と、奇妙な共同生活を送ることに。しかし人間の頭部と同化、人間を捕食する寄生生物達は、彼らを「敵」とみなして―。
「生物の頂点に立つ人間を捕食する新生物」という設定、そしてそこから「人間」そのものを描き出す、岩明均さんの手腕が光る出世作。
ショッキングな描写とドラマティックなストーリーがインパクトあり。頭部が変形、刃物状になって高速で攻撃を繰り出す、寄生生物の斬新な戦闘シーンは必見。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN
初代ガンダムのキャラクターデザイン等を担当した安彦良和氏。
漫画家としても著名な同氏が、自らコミカライズしたガンダム漫画が『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』全24巻。
アニメ版に準拠しながらも、若干の構成変更やオリジナル要素が加えられている漫画版。
特に「キャスバル」が「シャア」になるまでの過程、開戦前の連邦とジオンの緊張感、そして若きザビ家の面々の様子など、本編では描かれなかったエピソードは要注目。美麗過ぎる作画も必見です。
ハイパーインフレーション
住吉九さんの『ハイパーインフレーション』全6巻。
神の力により、体から「無限の偽札」を生み出す能力を得た、少数民族の少年。囚われの姉と同胞を救うために奔走するが、その偽札には「通し番号が同じ」という問題が…?
偽札の「欠陥」ゆえに生まれる駆け引きと、アクの強すぎるキャラクターたちが織りなす裏切りのバトル。全6巻に渡って繰り広げられる、ノンストップな戦いが非常に面白い!
手頃にまとまった巻数ながら、密度の高い作品。ややフェティッシュな表現と、まあまあのバイオレンスにも、独特の魅力あり。唯一無二の経済・ファンタジー・バトルです。
1518! イチゴーイチハチ!
相田裕さんの『1518! イチゴーイチハチ!』全7巻。
進学系と情報スポーツ系を併せ持つ私立高を舞台に、生徒会の活動を通して成長する15歳から18歳の少年少女たちを描く学園マンガ。
自主性と気概に満ち溢れた生徒たちが、自らの行動によって学生生活を充実させていく様が丁寧に描かれ、驚きと心地よさを感じます。
注目は主人公の一人、新一年生・公志朗の成長。ケガで野球を断念、人生の目標を失くした彼が、ちょっと甘酸っぱい展開も交えながら変化を遂げていく姿に、静かな感動が…。
魔法使いの娘
那州雪絵さんの『魔法使いの娘』全8巻。
主人公・初音が、最強の陰陽師である義父・無山、その弟子・兵吾、式神・小八汰らとともに、オカルティックな事件に巻き込まれていく…というオカルト・ホラー漫画。
カラッとした絵柄で読みやすく、しかし怖いところはしっかり怖い!単話で完結するオカルト案件を重ねながら、終盤では初音の生い立ちが深く関わる怒涛の展開へ。
ホラー漫画としてもストーリー漫画としても読み応えのある作品です。
魔法使いの娘ニ非ズ
同じく那州雪絵さんの『魔法使いの娘ニ非ズ』全7巻。
前作『魔法使いの娘』の正統な続編で、少し大人になり自身が陰陽師となった初音が、義父の弟子・兵吾をパートナーにオカルト案件に関わっていきます。
ゲストキャラクターの恐怖体験描くホラー・オムニバス的な形式となり、オカルト・ホラーとして全体的にクオリティがアップ。
最終7巻で急展開、見事大団円を迎えたストーリーも満足の面白さ。オススメです。
猫のお寺の知恩さん
オジロマコトさんの『猫のお寺の知恩さん』全9巻。
田舎のお寺に下宿する新高校一年生・源と、年上の従姉妹・知恩(19)さん。犬・猫に囲まれた二人の同居生活(※祖母も同居)と友人たちとの交流が、一年間を通して描かれます。
何と言っても、ヒロイン・知恩さんの造詣が素晴らしい。太眉でちょっとふっくら肉感的。おっとり、少しドジっ娘な部分もありながら、その胸の内にはしっかり芯がある。読んでいるうちに、彼女の何気ない仕種から目が離せなくなってきます。
セリフを多用せず、風景や人物の表情で読者に訴えかける描写方法にも注目。
ファンタジウム
杉本亜未さんの『ファンタジウム』全9巻。
「難読症(ディスレクシア)」の天才少年マジシャン・長見良が、亡き師匠の孫である会社員・北條とともに、マジック・芸能界で活躍していくストーリー。
天才的なマジックを披露する良ですが、障害を理解されないが故に感じる孤独も。その彼が多くの人の心に触れ世界を少しずつ広げていく様が、じわじわと心に染み渡ります。
劇中にふと差し込まれてくる、作者ならではの「人生の本質に関わるメッセージ」も印象的。
機動警察パトレイバー
ゆうきまさみさんの『機動警察パトレイバー』全22巻。
全高数メートルの搭乗型ロボット「レイバー」が労働力として活躍する近未来。増加した「レイバー犯罪」に対抗するべく設置された、警視庁特車二課の活躍を描くSFロボット漫画。
劇中でメインになるのは、警視庁特車二課 VS 謎の黒いレイバー「グリフォン」との戦い。
女性主人公・泉野明をはじめとするユニークな特車二課の面々のみならず、グリフォンを開発した企業「シャフト」側にも、「悪の魅力」を感じるところが『機動警察パトレイバー』ならではの面白み。現在でも色あせないSFロボット漫画の名作です。
プリンセスメゾン
池辺葵さんの『プリンセスメゾン』全6巻。
年収200万円台でマンション購入を目指す女性居酒屋店員・沼ちゃんと、マンションギャラリー社員たちの交流が、「住まいと女性」の群像劇を織り交ぜてドラマティックに描かれます。
若くしていろいろ背負った主人公・沼ちゃんが、「自分だけの家」に抱く思い描くメイン・ストーリー、そして彼女とマンションギャラリーの社員たちの心温まる交流が、ただひたすら素敵。
「おひとりさま」女性の人生観やライフスタイルを、人物の表情や仕種、時に風景を絡めて描く池辺葵さんの手腕も素晴らしい。
恋情デスペラード
アントンシクさんの『恋情デスペラード』全6巻。
西部劇と時代劇を足した感じの架空世界で、流れの女性剣士・紋子が日本一の夫に出会うために旅をする、というアクション・コメディ。
とにかく主人公・紋子のキャラクターが魅力的!イケメンにめっぽう弱いが、実は恋愛方面にはとんと無知。
しかし長ドスを抜けば閃光一閃、襲いかかる有象無象を滅多斬り。ピンチになると、右腕の義手に仕込んだガントレットが容赦なく火を吹く!彼女のアクションシーンと巧みなストーリー運びが程よく絡み合った、愉快な冒険活劇です。
新世紀エヴァンゲリオン
貞本義行さんの『新世紀エヴァンゲリオン』全14巻。
未知の生命体「使徒」と戦う人類の切り札・人造人間エヴァンゲリオンと、それに乗り込む14歳の少年少女たちを描いたSF漫画。序盤はテレビ版ベース、後半は旧劇場版ベースのオリジナルストーリーです。
20~21世紀を代表する作品となった「エヴァンゲリオン」。完結までに足掛け18年を費やした貞本義行版はその一つの完成形。アニメとはひと味違う風味があります。
何より、キャラデザ担当である貞本氏みずからのコミカライズということで、納得のクオリティ。漫画作品としてもシンプルに面白いです。
アフター0
岡崎二郎さんのSFオムニバス『アフター0』全10巻。
どこを切っても、どこから読んでも面白い、SF漫画界の金太郎飴的短編集。
豊富な科学知識に裏打ちされたリアルなストーリーと、親しみやすい絵柄で読みやすい、安定のクオリティを持つSFオムニバス作品。
おすすめは5巻収録の「あの世の方程式」。「あの世」が存在しないことを理論的に証明しようとした僧侶、彼が迎えた結末は果たして…?
火の鳥
代表作を挙げれば数限りない、手塚治虫先生のライフワークとも言うべき作品『火の鳥』。
古代から未来まで、不死の生命体「火の鳥」と、それに関わる人間たちの姿が、壮大なスケールで描かれます。
未完の作品ではありますが、各編自体はそれぞれ完結しており、途中の巻から読んでも面白いです。個人的には『生命編』と『異形編』が大好き。
なお『火の鳥』の電子版は、講談社から発売されている「手塚治虫文庫全集版」と「手塚プロダクション版」の、2種類が刊行されています。
女子攻兵
松本次郎さんの『女子攻兵』全7巻。
異次元に移住し、独立派と連合軍に別れた人類が、巨大人型兵器「女子攻兵」に搭乗して戦う世界。女子攻兵乗りのタキガワは異常をきたした機体と戦闘中、謎の存在「ツキコ」からメールを受け取り…というSF漫画。
見た目女子高生の巨大ロボット、その頭部には人間が搭乗し、そして凄惨な戦いを繰り広げていく…。そんな狂気と正気が入り混じったその世界で、ツキコ追跡の果てにタキガワが見るものは…?
読んでいるうちに読み手の感覚もおかしくなりそうな、唯一無二の世界観を持つ作品。最終7巻はそれまでの流れをひっくり返す驚愕の展開が。
いちげき
同じく松本次郎さんの『いちげき』全7巻(原作は永井義男さん)。
薩摩藩の仕掛ける御用盗に翻弄される、幕末の江戸市中。事態の収拾を図る勝海舟は、元新選組・島田に命じて農民たちを使った「一撃必殺隊」を組織。刀を与えられた主人公・丑五郎らは、その身体的優位を活かして薩摩藩士たちに戦いを仕掛けていくが…。
身分制度ゆえ虐げられてきたた農民たちは、刀という「力」を持ったことにより憧れの侍に。しかし当の侍たちは、鉄砲の台頭により刀を置かんとする。
そんな時代の狭間で翻弄される丑五郎たち。人を斬った農民は果たして何者になるのか…?「刀を持った農民たち」描く異色の時代劇コミックです。
あした天気になあれ
ちばてつやさんの『あした天気になあれ』全58巻。
荒川育ちの少年・向太陽(むかいたいよう)がプロゴルファーとなり、やがて世界へと羽ばたく様を描く本格ゴルフ漫画。スイング時に発する「チャア・シュウ・メーン」の掛け声でも有名です。
小柄ながらパワーとテクニックを兼ね備えた太陽は、プロテストを経てライバルひしめくプロの世界へ。厳しい勝負の世界で高い壁にぶつかりながらも、持ち前の負けん気で上を目指していく、太陽少年の活躍が眩しすぎる!
少年誌連載ながら、全58巻を通してただひたすら、リアルなゴルフの世界が描かれるのも大きな特徴です。
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少女終末旅行
つくみずさんの『少女終末旅行』全6巻。
生物がほぼ死に絶えた終末世界。チトとユーリ、二人の少女が半装軌車・ケッテンクラートに乗って、多層構造都市をひたすら上へ、上へと目指す様子が描かれます。
女の子二人のゆるい旅。しかし静寂な雰囲気や周囲の風景から感じるのは「確実な世界の終わり」。
チトとユーリの掛け合いから生まれるほのかな笑いと、作品全体に漂う張り詰めた冷たい空気が織りなすコントラストが、絶妙なSF感。終末世界の雰囲気をひたすら味わい尽くせ。
狼の口 ヴォルフスムント
14世紀初頭のアルプス。イタリアへと続く難攻不落の関所「狼の口」を治める冷酷な代官・ヴォルフラムと、圧政に反発し関所を落とさんとする民衆。
その苛烈にして凄惨な戦いを描く久慈光久さんの『狼の口 ヴォルフスムント』全8巻。
歴史もの・合戦ものが好きな方におすすめしたい…のですが、第一話でいきなりヒロインが断頭されるという、ショッキングな出だしが。
他にも痛そうな描写が多々あるので、耐性の無い方はそれなりの覚悟を持ってどうぞ。後半で描かれる城塞戦は圧巻。
Jドリーム
無印14巻・『飛翔編』全10巻・『完全燃焼編』全8巻の計32巻から成る、塀内夏子さんの『Jドリーム』シリーズ。
天才的なサッカーセンスを持つ少年・赤星鷹を中心に、Jリーグから世界を目指す日本サッカーの戦いが描かれます。
おすすめは『飛翔編』。A代表を描いた無印Jドリームから一転、若手中心のユース日本代表がワールドユースで世界を席巻する活躍を見せるのですが、これが実にフレッシュ&さわやか。
世界に羽ばたく若きサッカー選手たちの躍動がまぶしい!
鉄風
太田モアレさんの『鉄風』全8巻。
「私は充実している人間を許さない」―天賦の才能を持つがゆえに「まっすぐ歪んだ」心を持つ長身女子高生・石堂夏央。同じく天才的な格闘センスを持つ少女・馬渡ゆず子を打ちのめすために、彼女は総合格闘の門を叩く。
予想外に本格的な「女子格(女子格闘技)」の世界が描かれ、従来の格闘技漫画とは一線を画す意欲的な作品。
途中、長期間の休載をはさみましたが、無事に完結。話の膨らみ、伏線を回収できなかった部分もあるけれど、個人的には満足しました。
日本沈没
小松左京氏の原作小説をコミカライズした、一色登希彦さんの『日本沈没』全15巻。
一級品の腕を持つ潜水艇操縦士・小野寺と、女性レスキュー隊員・阿部、異端の地球物理学者・田所らを中心に、文字通り「物理的に沈没していく日本」を様々な角度から描くSF大作です。
- 日本近辺の深海で起こる変異や、自然災害の脅威などの、スケールの大きい描写
- 災害現場で描かれる緊迫のレスキューシーン
- 高度な政治的判断を迫られる政府と時の総理
などなど、ミクロな視点でもマクロな視点でも、手に汗握る物語。沈みゆく日本。その時を人々はどのように迎えるのか?これも一度読み始めると止まらない作品。読み応えのあるSF漫画です。
銀と金
裏社会のフィクサーである平井銀二と、彼に目をかけられた青年・森田鉄雄の活躍を描く漫画『銀と金』全11巻。
カイジ以前、アカギと同時期に連載されていた福本伸行漫画の隠れた名作。
一つのテーマを描くのではなく、「裏麻雀」「要人警護」など、様々なシチュエーションで物語が展開。そのどれもに手に汗握るスリリングな展開が用意されています。
しかし熱いのはやはり、福本作品の醍醐味「駆け引き」。命を貼った頭脳合戦に痺れるような面白さがある裏社会漫画です。
スピリットサークル
水上悟志さんの『スピリットサークル』全6巻。
謎の転校生に「あんたには あと7回 死んでもらうわよ」と攻撃される中学生男子。過去世界での二人の足跡をたどりながら、「過去生」の因縁が徐々に紐解かれ、やがて迎える最終決戦―という転生ものSF漫画。
古代エジプト風・江戸時代・別次元の世界など、バリエーション豊かな過去生が面白い。そしてその緻密な積み上げが盛り上げる終盤は見応えあり。水上悟志作品らしい伏線の散りばめ方もお見事。
全6巻という手頃な巻数で満足の読後感がある、SF漫画の秀作です。
聲の形
大今良時さんの『聲の形(こえのかたち)』全7巻。
小学生の時に、聴覚障害のある転校生をいじめた主人公。彼女が転校した後、自身もいじめられる立場に。そして高校生になり再会した二人は…という、障害を物語の中心に据えた異色の漫画。
いじめた人間といじめられた人間は、果たして恋愛関係になるのか?など、なかなかセンシティブな内容をはらんではいるのですが、難しいテーマに真っ向から挑んだ意欲作。
100人読んだら100通りの感想が返ってきそうな内容で、読んだあとに誰かと語り合いたくなる漫画です。
ヨルムンガンド
高橋慶太郎さんの『ヨルムンガンド』全11巻。
世界を股にかける武器商人・ココと、武器を憎む少年兵・ヨナ、そしてココを守る私兵たちを描いた漫画。武器商人が主役という一風変わった設定を持つ、ミリタリー色の強い作品です。
リアルな軍事描写や傭兵たちの戦闘シーンは、マニア心をくすぐること請け合い。対照的な「ココと愉快な仲間たち」のコミカルな掛け合いにも面白みが。
殺伐とした雰囲気と、ファミリーとしてのアットホームさが同居した不思議な漫画。登場するキャラクターについつい愛着が沸いてしまうのも魅力の一つです。
まとめ
以上、完結済みのおすすめ漫画の紹介でした。おやすみの日に一気買い・一気読みするも良し。一冊ずつ、じっくりと読み込むも良し。お好みのスタイルでお楽しみください。
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